天気予報を見ていると、ハリケーンの話がちょこちょこ出てきますよね。
ハリケーンって、どのくらいの風なんだろう?
台風とハリケーンを比べると、どっちが強いんだろう?
といろいろと疑問が出てきたので調べてみました^^
台風とハリケーンはどっちが強いの?
台風とハリケーンは、どちらも熱帯性低気圧です。
台風とハリケーンでは、それぞれ強さが異なるんですね。
だから台風の方が強いとか、ハリケーンの方が強い、とは一概には言えないんです。
どういうことかというと、
・ハリケーン➔ 最大風速64ノット以上
ということで、定義がそもそも違うんです。
ノットというのは、速さを表す単位のことです。
台風の34ノットは17m/sなので、1秒で17m進むのに対して、ハリケーンの64ノットは33m/sなので、1秒で33m進むことになります。
一番強い勢力で比べてみると・・・
・ハリケーンは、風速135ノット以上。
これを見るとハリケーンの方が強いように見えますが、台風も135ノット以上のときもありますから、どちらが強いとは言えないんですね。
台風やハリケーンの中心気圧が低いほど強いというのは同じです。
よく台風のときは、950ヘクトパスカルとか言いますよね。
この数字が少ないほど猛烈な風になりますので、930ヘクトパスカルくらいになると、かなり強い台風になります。
近年は日本も台風による被害が多くなりましたが、ハリケーンの被害を見るとかなり大きなものが目立ちます。
それはハリケーンの勢力が強いうちに、アメリカ本土に上陸することが多いからなんですね。
台風とハリケーンの違いは何?
台風とハリケーンの名前の違いは、発生する地域がどこなのか?によって変わります。
・ハリケーン➔ 太平洋(赤道以北、日付変更線以東)、大西洋
ちなみに・・
・サイクロン➔ インド洋、南太平洋
台風やハリケーンの渦巻きの方向は?
地球は自転しているので、北半球では左回り、南半球では右回りです。
台風とハリケーンは、北半球にしかないので「左回り」になります。
ちなみにサイクロンは、インド洋では「左回り」、オーストラリア周辺の南半球では「右回り」です。
台風とハリケーンはどっちが強いの?のまとめ
台風とハリケーンは、どちらも熱帯性低気圧で発生するメカニズムも同じですが、風力の定義がそれぞれ違うので、どちらが強いとは言えないということですね。
また渦巻きの方向も、発生する地域が赤道の上か下かで変わるということです。
これからは台風情報が出たときに、注意深く見てみると「なるほど!」と思うことがあると思いますよ。