✤ 花の香りで癒された
✤ ミントの香りで気分がシャキッとした
✤ 食べ物の香りで食欲が湧いた
という経験はありませんか?
お香の香りを嗅ぐと、心がほっと落ち着くこともありますよね。
良いと感じる香りには、ただ気分が良くなるだけではなく、身体に様々な効果をもたらすことが立証されています。
今回はそんな 香りの持つ効果についてご紹介します。
香りと脳の関係は?
香りには、脳に直接働きかける力があると言われています。
鼻の奥にある嗅細胞で感じ取った香りは電気信号に変換され、感情や欲求などの本能をつかさどる大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)という部分に伝わります。
視覚や聴覚は、さまざまな器官を経て脳に情報が伝わる仕組みになっていますが、 嗅覚だけは直接脳に情報を伝えることができます。
酸っぱい臭いや腐敗臭を「イヤな香り」と感じるのは、身体にとって有害なものであることを大脳辺縁系が瞬時に判断しているということです。
また、大脳辺縁系は、 記憶・自律神経・ホルモン分泌・免疫の調整なども行っています。
ところがストレスなどを感じるとその働きが弱ってしまいますが、香りによってそのストレスを取りのぞけることがわかっているのです。
その他、香りを応用することで身体にさまざまな効果を得ることができます。
日常生活の中で、取り入れやすい代表的な香りをあげてみますね。
日常生活に香りを取り入れよう!
リラックスには「コーヒーの香り」
コーヒーショップに一歩入っただけで、ふわっと香るコーヒーの香りは本当に癒されますよね。
ブレイクタイムの飲み物として代表的なコーヒーの香りには、 リラックス効果があることが科学的に立証されています。
コーヒーの香りを嗅ぐとリラックス状態を示す脳波 「α波」が現れやすくなります。
落ち着かない時は、コーヒーを飲んで リラックスするといいですね!
集中力アップには「ココアの香り」
仕事や勉強など、何かに取りかかる時はココアがおすすめです。
ココアの原料であるカカオには「テオブロミン」という成分が含まれていて、脳を活性化する働きがあるため、集中力、記憶力、判断力アップが期待できます。
また、ローズマリーやペパーミントのハーブティでも同様の効果があります。
胸焼け、胃もたれには「レモンの香り」
ムカムカした胸焼けや胃もたれには、レモンの香りがおすすめです。
レモンの香りには消化促進の効果があるほかに、 老廃物の排出や抗菌作用もあります。
植物の香り成分が凝縮されたアロマオイルを使うのもオススメです!
アロマオイルには、今回紹介した以外にも様々な効果が期待できます。
気分転換したい、リラックスしたい、そんな時は香りの力を借りて、イキイキした毎日を過ごしていきましょう!